Install FreeBSD

FreeBSD-2.2.5Rのインストール

FreeBSD-2.2.5Rのインストールに関して解説します。 FreeBSDのインストールは、機種や環境によって 多種多様な方法が存在します。 その全てについて解説することはできなので、 以下の機種にインストールした時の流れを示します。 ここでは、FreeBSDとXFree86を完全に分けてインストールを行ないます。 理由はいろいろありますがほほ趣味の問題です(^^;。


システム構成

	・機種/モデル名 : apricot MS660 モデル F2C
	・CPU : Pentium 166MHz
	・HDD : PCI接続拡張IDE
	・FDD : 3.5inch 3MODE
        ・CD-ROM : ATAPI
	・グラフィック : ATI 3D RAGE II 215GT2CB12(VRAM 2MB)
	・キーボード : Japanese 109 key
	・マウス : PS/2
	・SCSI : AHA-2940 (Adaptec)
	・MO : LMO-640S2 (Logitec)
	・LAN : FR-DE500-AA (digital)

システム構成の把握

インストール前に以下の確認をしておきます。 HDDは、IDE(EIDE)仕様で、。CD-ROMはATAPI接続です。
(SCSIのシステムにはインストールしたことがないので分かりません(^^;))

この場合、ビデオカードは、ATI 3D RAGE II。 ネットワークカードは、FR-DE500-AA。 マウスは、PS/2です。


ディレクトリツリーの入手

インストールのためにFreeBSDのディレクトリツリーを入手します。 最も簡単なのはCD-ROMを入手する事です。 しかし、CD-ROMが手にはいらなかった場合や、 最新のFreeBSDをインストールする場合にはFTPインストールや NFSインストールを利用します。

2.2.5RのCD-ROMはまだ出ていないので、NFSインストールを行います。


ディスク領域の確保

全ディスク領域をFreeBSDで使用する場合には関係ありません。

ここでは、Windows95と共存させたいので領域を確保します。 一般的には、Windown95の領域を開放し、fdiskでパーティションを切り直します、 Win95をインストールした後、FreeBSDのインストールを行います。 (順番は、Win95->FreeBSDが無難です)

しかし、apricotのリカバリディスクは不幸なので小細工(^^;が必要です。
この辺りは機種によってさまざまです。(省略)

普通は、再インストール時に、パーティションを切り直せないシステムの場合、 使用中のパーティションを分割できるツールを使うしかないでしょう。

以上のような物があるようです。FIPSはフリーですが問題点もあるようです。 "Partision Magic"は商用ですので買う必要があります。 信頼性は後者の方があるでしょう。 しかし、どちらも使った事が無いので何ともいえません。

ブートディスクの作成

ブートディスクを作成します。以下のように作成しました。UNIXの場合です。
フローピーをドライブA(fd0)に入れて、

   % su
   # dd if=floppies/boot.flp of=/dev/rfd0
DOS上からも作成する事ができます。
(FreeBSD/2.2.5-RELEASE/floppies/README.TXT参照:省略)

インストールの実際

作成したブートディスクで起動します。 うまくいっていればカーネルコンフィグレーションメニューに入るはずです。 そこでVisual Modeを選択します。 不要なデバイスの削除を行なうとよいでしょう。 よく分からなければ、とりあえずほっておくしかないでしょう。 また、PS/2マウスを使用する場合には、 Input : にPS/2を追加しておくとよいでしょう。 終了したら、Qを押しセーブしてこのメーニューを抜けます。

メインメニューが出たら、キーボードのScroll Lockボタンを押してロックし、 矢印の上を押して各デバイスが認識されているか確認します。

   wdc1: unit 0 (atapi): <CD-ROM CDU311/3.0i>, removable, accel, dma, iordis
等が表示されていればCD-ROMを使用する事ができます。
   de0  rev 32 int a irq 9 on pci0:14
   de0: DEC DE500-AA 21140A [10-100Mb/s] pass 2.0
   de0: address 00:00:f8:04:25:5b
   de0: enabling 100baseTX port
等が表示されていればネットワークを使う事ができるでしょう。
メインメニューに戻って、 Keymap から、Japanese 106 を選択します。

Customを選択します。

Partisionを選択します。 Descがfatの所はWindows/Dosが使用しています。 Cでスライスを確保します。 残り領域全てを使うなら、C,Return,Return でOKです。 Qで終了します。

Labelを選びます。A(uto default all!!)でまず大丈夫でしょう。 しかし、swapが小さい場合などは改めて切り直します。 また、Dos領域はMを押して、 マウントポイントを/dosc等に指定しておくとよいでしょう。

Disttribusionを選びます。XFree86は別にインストールするので、 1 Developer を選択します。 DESは必要無いのでNoを選択。 portsは、時間がかかるので必要ならば後でインストールするのでNoを選択。

MediaでNFSを選択し、Commitを選択してインストールします。

設定では、まずInterfaceを設定します。

TimeZone,No,Asia,Japan,Most location,Yesを選択します。

マウスはPS/2を選択します。

rootのpasswordを忘れずにつけましょう。


ブートディスクを抜いてExit Installし、再起動します。

Boot Manegerを入れた時は、例えばF2キーでBSDを選択します。 Boot: -c とすると、カーネルコンフィグレーションができます。

login : と表示されたら、インストールはおそらく無事に終了です。 root でログインできます。パスワードをつけ忘れていたら、 passwdコマンドでつけてください。 設定し忘れていた項目があるならば、/stand/sysinstall を実行して、 Configureから設定してください。 直接/etc/rc.confを書き直しても構いません。


/etc/exports :
/cdrom  -alldirs        tomo naoko
	/cdrom 以下どのディレクトリからでもマウント可
/cdrom -ro
	/cdrom をどのマシンからでもマウント可(read only)
/usr    -alldirs        naoko tomo
	/usr 以下どのディレクトリからでもマウント可 
/home  -alldirs        naoko tomo
	/home が一つのファイルシステムでない場合は不可

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