mail Env

mail環境の設定

メイルの受信と送信ができるようにします。

CFの設定例の変更;
From: Sender: Return-Path: の追加;


メイルの受信

メイルサーバからメールを転送します。 メイルサーバの自分のホームディレクトリの.forwardを以下のように設定します。
foo@host
hostは、FreeBSDをインストールしたマシン名です。 そのマシンでの自分のアカウントがfooです。 これでメールが送られて来るようになります。

メイルを読む

ja-mh-6.8.3をインストールします。
# pkg_add ja-mh-6.8.3.tgz
初期状態だとshowがmhnを使い、メールが読みにくいので、 以下のように環境変数を定義します。
.cshrc :
setenv NOMHNPROC
incコマンド実行後、show コマンドでメールを見ることができます。 その他のコマンドは # man -k mh で探せます。

メールを出すには

参考:UNIX MAGAZINE 1994.5

メールを直接出せるようにするには、/etc/sendmail.cf を書かなくては行けません。 自ホスト内のユーザには直接配送し、知らないユーザは全て上位メールサーバに送る設定にします。 直接編集するのは大変なので、CF-3.5Wpl7を使用します。

適当なディレクトリで展開します。
# mkdir CF
# tar zxvf CF-3.5Wpl7.tar.gz -C CF
# cd CF/CF-3.5Wpl7

README.jpをよく読みます。
# make cleantools
# make tools
# cp Standards/sendmail-v7.def sendmail.def

sendmail.def:
 BITNET=no
 CF_TYPE=R8V7
 DEFAULT_RELAY='smtp:saki-1.ca.csse.yamaguchi-u.ac.jp'  # 上位メールサーバ名
 DEF_ID='Modified by HIDEYA'
 DIRECT_DELIVER_DOMAINS=none
 FROM_ADDRESS='$m'
 LOCAL_VERSION=tomo
 MX_SENDMAIL=no
 MY_DOMAIN='ca.csse.yamaguchi-u.ac.jp'                            #ドメイン名
 MY_NAME='tomo'
 OFFICIAL_NAME='tomo.$m'                                 # for V5
 OS_TYPE=bsd4.4
 RECIPIENT_GENERIC=yes
 REJECT_JUNET=yes
 VERSION=3.5Wpl7
 VERSION_SEPARATOR='-'
 
# make sendmail.cf
# cp sendmail.cf /etc
# killall sendmail
# sendmail -bd -q30m
comp でメールを出して、確かめて見ます。ヘッダをよく観察します。 思った通りの経路で配送されていればOKです。 この場合、
To: foo
Cc: foo@mail
のメールは、To:は直接届き、Cc:はmailサーバ経由で帰ってくれば成功です。 違っていたり、mail daemonからメールがかえって来たら失敗です。 もう一度、sendmail.def を書いてやり直します。
このままの設定では、compは、EUCでメールします。これは、8bitの通らない状 況だと文字化けしてしまいます。compで出した時だけコード変換するようにしま す。
~/.mh_profile
  Path: Mail
  Editor: /usr/local/bin/vi
  Aliasfile: ~/Mail/aliases
  sendproc: jc-send

jc-send:
  #!/bin/sh
  cp ~/Mail/draft ~/Mail/draft.euc
  /usr/local/bin/nkf -j ~/Mail/draft.euc > ~/Mail/draft
  send ~/Mail/draft
メールの送信にjc-sendを使うようにし、jc-sendでコード変換して sendを起動するようにします。jc-sendは実行可能にしパスが通っている必要が あります。

From: Sender: Return-Path:

MHのcompでメールを出すと、 ヘッダのFrom: Return-Path: 行にホスト名が付いてしまいます。
 user_name@hostname.domain.name
また、~/Mail/components 等で直接From: 行を指定すると、 From: 行 は訂正されますが今度は、 Sender: 行が付加されます(これは、MHの仕様です)。 Return-Path: 行の付加は、From: 行 より、Sender: 行が優先されるようです。

それら、Header の付加は、MHの場合通常 (~/.mh_profileで、postproc: post となっている場合か、この行がない場合) post コマンドが行っているようです。 この設定は、 [FreeBSD-users-jp 9232] を参考に、

/usr/local/lib/mh/mtstailor:
+localname: mcgroup.or.jp
することで行えます。 一方、sendmail.cfの設定が正しく行えている場合には、 これらの付加をsendmailを使って行うこともできます。この変更は、 [FreeBSD-users-jp 2610]を参考に、
~/.mh_profile:
+postproc: /usr/local/lib/mh/spost
することで行えます。 spostに関しては、CF-3.5Wpl7/doc/FAQ.AWに記述があります。

以上の設定後、テストメールでヘッダの変化を確かめましょう。


mnewsのインストール

mailとnewsの読み書きのために、mnews をコンパイル&インストールします。 パッチの当たっていないものならPackageであるのでそちらをインストールしても よいでしょう。

> get mnews120PL6.tar.gz
% mkdir Mnews
% tar zxvf mnews120PL6.tar.gz -C Mnews
% cd Mnews/mnews-1.20PL6
doc/readme.doc等をよく読みます。
% cd build
% sh ./config.jsh
各問に適切に答えてください。ja-mhを パッケージからインストールした場合には、 以下のように答えなければなりません。
MH コマンドディレクトリ(デフォルト:/usr/local/bin/mh):/usr/local/bin

% make
% su
# make install
# touch /usr/local/lib/default-server
# vi /usr/local/lib/default-server <--ニュースサーバ名を書く
# exit
% rehash
% mnews


以上で出来上がりです。 % man mnewsは、日本語マニュアル日本語manを インストールしないと見られません。

ja-manをインストールしたら、 mnews.1のインストールディレクトリが正しくないので以下で修正します。

# rm /usr/local/man/man1/mnews.1
# cp doc/mnews.1 /usr/local/man/ja_JP.EUC/man1
% jman mnewsで見れればOKです。
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