FreeBSD NFS Install

FreeBSDのNFS Install

ここでは、NFS Installに絞って解説します。
このページで最も参考にしたもの:UNIX USER No.3 1996

Install

FreeBSDのインストール手法には、以下のようなものが挙げられます。 ここでは、NFS Install について解説します。


NFS Server

本研究室の環境では、NFS サーバとして"cal"を使用しています。
cal:

	CPU:    i486 DX2
	MEM:    16MB
	HDD:    2452MB
	CD-ROM: 無し
	IP Add: 
	OS:     FreeBSD 2.2.2-RELEASE

	Filesystem  1K-blocks     Used    Avail Capacity  Mounted on
	/dev/wd0a       31775    17509    11724    60%    /
	/dev/wd0s2e   1838415  1198847   492495    71%    /home1
	/dev/wd0s1f    532735    52590   437527    11%    /usr
	/dev/wd0s1e     29727      948    26401     3%    /var
	procfs              4        4        0   100%    /proc


	/
	+-usr
	|
	+-home1
	   +FreeBSD
	   |  +--2.1.7.1-RELEASE
	   |  +--2.2.1-RELEASE
	   |  +--2.2.2-RELEASE
	   |  +--2.2.5-RELEASE
	   |  +--distfiles
	   |  +--tools                                
	   |  +--packages-2.2.1                       
	   |  +--packages-2.2.2                       
	   |  +--distfiles                            
	   |  +--ports-current                        
	   |  +--ports                                
	   +XFree86
この環境では、まずインストールしたいFreeBSDを /home1/FreeBSD以下にftp等で入手し置きます。

次ぎに、% ps ax で、portmap,mountd,nfsdが起動していることを確かめます。 起動していなければ、 FreeBSD 2.2.2以降では、/etc/rc.conf の nfs_server_enable="YES" 、 FreeBSD 2.2.1以前では、/etc/sysconfig の nfs_server="YES" になっていなければ変更します。 その後再起動するか、mountd と nfsd を root になって手動で起動します。

次ぎに、マウントを許可するために /etc/exports の編集をします。 この環境では、home1が一つのファイルシステムになっているので、

/etc/exports:

	/home1  -alldirs tomo yuuko kishi mayumi
のようにし、マウントを許可したいホスト名かIP Address を書きます。 -alldirs は、/home1以下はサブディレクトリからでも マウントを許可するという意味です(多分(^^;)。 これは、必ず指定しなければいけ内容です。 FreeBSDでは、exportsの変更はそのままではmountdに反映されないので、 mountdの再起動を行います。
	  PID  TT  STAT      TIME COMMAND
	   97  ??  Is     0:00.03 mountd
であったなら、root で、kill -HUP 97 とします。 あるいは、リブートしてもよいでしょう。


NFS Client

次は、インストールマシン側の設定を行います。

途中までは、CD-ROM等からのインストールと基本的には同様です。 異なる点は、ネットワークインタフェースをきちんと 設定しておかなければならない点と、 インストールMediaでNFSを指定する点です。 NFSを指定すると、NFSのマウントポイントを聞いて来るので、

	Server IP:/home1/FreeBSD/2.2.5-RELEASE
と打ち込みます。 "Server IP"には、"127.0.0.1"等IPを入力します。 サーバ側のディレクトリ構造も併せて見てください。 いくつか警告が出るかもしれませんが、基本的に無視してよいでしょう。 正しく設定されていれば、サーバにアクセスしインストールが開始されます。


本研究室の環境ではXFree86は、 リンクが正しく張れていないのでインストールされません。 また、XFree86だけのアップグレードもありうるので、 別にインストールすることをお勧めします。
topへ
戻る