INSTALL XFree86

XFree86のインストール

ここでは、XFree86をFreeBSDのインストーラからではなく、 別にインストールする方法に関して解説します。 これは、XFree86を最初にインストールする時よりも、 アップグレードする時に役立つと思います。 また、既にコンパイルされているバイナリを使う方法です。

最も参考にしたもの:DOS/V magazine 1/1
参考になる本:Unix User Vol.6 No.9 Sep.1 1997


3.3になってからは、ldconfigは自動でやってくれるようです。 もし何かエラーがでたら、リブートしてみると良いかもしれません。

XF86Setupでは画面の指示にしたがって設定します。 最初はマウスが使えないのでキーボードで操作します。Tabやカーソル、 スペースキーなどが使えます。

マウスを動かしてしまった場合は Ctrl+Alt+BackSpaceでコンソールに戻れます。


FreeBSD-2.2.5Rはlibtcl.so.75.1をもっていないため、 XF86Setupが起動しません。ports/lang/tcl75 をインストールします。 これは、XFree86の想定している名前とこのなるのでリンクを張ります。
# cd /usr/local/lib
# ln -s libtcl75.so.1.0  libtcl.so.75.1
以上で、XF86Setupを起動できるはずです。
3.3.1は、サーバを/usr/X11R6/bin/X にリンクしてくれないようなので、
# ln -s /usr/X11R6/bin/XF86_Mach64 /usr/X11R6/bin/X
等として、手動でリンクを張ります。 上記の例はサーバにMach64を使った場合です。

また、この問題の解決には[FreeBSD-users-jp 20950]も役にたつでしょう。


環境によっては、ディスプレイの周波数ぴったりの 設定だと表示できない場合があるので、 周波数を低めに設定するとよいでしょう。 ただし、詳細は不明です。 /usr/X11R6/lib/X11/doc/Monitors は参考になるかも知れません。
一部、XF86Setupがcoreを吐いて実行できない場合があるようです。 この場合は、前のバージョンをインストールするか、 xf86configを使うしか無いでしょう。
設定終了後、startx でXが起動する事を確かめたら、 /etc/ttys に以下を追加します。
  ttyv4   "/usr/X11R6/bin/xdm -nodaemon"  xterm   on secure
さらに、# kill -HUP 1 を実行すれば、xdmが起動します。

.xsession

ログインして、とりあえず以下の設定を行ないます。
~/.xsession:
twm &
xterm &
xterm -C -name console -T login -g 40x4+0+0

# chmod 755 .xsession
# cp /usr/X11R6/lib/X11/twm/system.twmrc .twmrc
# chmod 644 .twmrc

.twmrcの最後の方を編集

#
# And a menus with the usual things
#
menu "defops"
{   
"Twm"   f.title
"Xterm"         f.exec  "xterm &"  # <-- 追加
""              f.nop              # <-- 追加
"Iconify"       f.iconify
"Resize"        f.resize
"Move"          f.move

ログインしなおします。

ログインウインドウとxtermが一個だけ開きます。 左ボタンでxtermを開けます。


xhostの設定

ユーザでログインしrootになってxterm等を開こうとすると、 以下のように怒られます(多分)。
# xterm &
[1] 4722
# Xlib: connection to ":0.0" refused by server
Xlib: Client is not authorized to connect to Server
Error: Can't open display: :0.0

[1]    Exit 1                 xterm
#
解決するには、ユーザで以下を実行します。
% xhost +hostname
毎回実行するのは大変なので、~/.xsession に書いておくとよいでしょう。

xbiff,xloadのインストール

不足ファイルがあるので、X33bin.tzgから取り出します。
X33bin.tgz を入手します。
/usr/tmp/X33bin.tgz

# cd /usr/X11R6
# tar zxvf /usr/tmp/X33bin.tgz bin/xbiff
# tar zxvf /usr/tmp/X33bin.tgz bin/xload
最良の手法は、X33bin.tgzを上書きしてから、 改めてX331bin.tgzを更に上書きする方法でしょう。

#これだと、マニュアルが入らないのでどうにかしましょう。


/usr/X11R6/lib/X11/doc以下も参考にしてください。
/usr/X11R6/lib/X11/xdm/xdm-errorsは、 xdmの起動がうまくいかない時役立ちます。

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